連体詞
今回は「連体詞」について学んでいきましょう。
次の文を見てみましょう。
「あらゆる人がここに来ている。」
単語に区切りますね。
「あらゆる/人/が/ここ/に/来/て/いる。」
「あらゆる」という言葉に注目してください。
自立語ですね。
そして、「人」という名詞(体言)にかかります。
さらにいうと、活用がありませんね。
連体詞とは、その名の通り、「体言に連なる詞」なのです。
次に連体詞の形を学びましょう。
①「~の」「~が」
例をあげると、「この家」「わが家」のような形です。
②「~な」
例を挙げると、「大きな声」「おかしな声」のような形です。
③「~だ」
例を挙げると、「たいした人」「とんだ人」のような形です。
④「~る」
例を挙げると、「あらゆる事情」「ある事情」のような形です。
次に連体詞の特殊用法について学んでいきましょう。
次の文を見てみましょう。
「このようにしてください。」
単語に区切りましょうね。
「この/ように/し/て/ください。」
「この」という連体詞が、「ように」という助動詞に続いています。
次は助詞に続く場合です。
次の文を見てください。
「このくらいの量。」
単語に区切りますね。
「この/くらい/の/量。」
「この」という連体詞が、「くらい」という助詞につづいています。
連体詞の問題は、連体詞がかかる語を抜き出す問題が多いので注意してくださいね。