希望の助動詞(たい・たがる)

今回は、希望の意味をもつ助動詞「たい・たがる」について学んでいきましょう。

次の文を見てみましょう。

 

「どこか旅行に行きたい。」

 

単語に区切りますね。

 

「どこ/か/旅行/に/行き/たい。」

 

「たい」が、「行く」の下について、「~したい」という自分の希望をあらわしていますね。

では、次の文をみてみましょう。

 

「子猫はすぐにお乳を飲みたがる。」

 

単語に区切りましょうね。

 

「子猫/は/すぐに/お乳/を/飲み/たがる。」

 

「たがる」が、「飲む」の下について、「飲むことを望むという子猫の希望を表しています。

「たがる」は、自分以外の誰かの希望を表すのが特徴です。

 

 

練習問題

ちょっと練習をしてみましょう。

次の文から助動詞を抜き出し、その意味はアとイのどちらにあてはまるかこたえましょう。

 

(1)ぜひ海で泳ぎたい。

(2)話したがっておられる先生が来られます。

(3)大人になった弁護士になりたいなあ。

(4)子どもはよく遊びたがるものだ。

 

ア、話し手の希望

イ、第三者の希望

 

 

 

答えがすぐに分かりますか?

 

(1)は、「たい」でア、

(2)は「たがっ」でイ、

(3)は「たい」でア、

(4)は「たがる」でイですね。

 

せっかくですから、(2)を単語に区切る練習をしてみましょう。

(2)には、前回習った「れる・られる」も入っているので、それも抜き出してみましょう。

 

「話し/たがっ/て/おられる/先生/が/来/られ/ます。」

 

「たがっ」が先生という自分以外の第三者の人の希望をあらわしていますね。

また、「られ」は、先生に対する「尊敬」の意味を添えています。

できましたか?

 

 

「たい・たがる」の活用

では、最後に「たい・たがる」の活用を見ていきましょう。

 

「たい」の場合(動詞は「書く」)

(未然形)「書きたかろう」「書きたくない」

(連用形)「書きたかった」

(終止形)「書きたい」

(連体形)「書きたいとき」

(仮定形)「書きたければ」

(命令形)なし

 

「たがる」の場合(動詞は「来る」)

(未然形)「来たがらない」「来たかろう」

(連用形)「来たがります」「来たがった」

(終止形)「来たがる」

(連体形)「来たがるとき」

(仮定形)「来たがれば」

(命令形)なし

 

覚えておきましょう。

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