受け身・可能・自発・尊敬の助動詞(れる・られる)

今回は、助動詞の「れる・られる」について学んでいきましょう。

次の文を見てみましょう。

 

「皇太子殿下がスペインに行かれる。」

 

単語にくぎりますね。

 

「皇太子殿下/が/スペイン/に行か/れる。」

 

ついでなので、助動詞と動詞の境目を区別する方法を伝授します。

次の文を見てみましょう。

 

「母にしかられる。」

 

この文ではどこまでが動詞なのかわかりづらいですね。

でも、「ない」をつけてみると、「しからナイ」となります。

ですから、「しから」までが動詞だと分かります。

 

「行かれる」でも、「ない」をつけると「行かナイ」になりますね。

ですから、「行か/れる」とくぎるのです。

 

では、「れる・られる」にはどんな意味があるのかその種類を見ていきましょう。

 

(受身)・・・他から動作・作用を受ける意味。

(例)「猫に足をかまれる。」

「お膳をさげられる。」

 

(可能)・・・「~することができる」という意味

(例)「すぐに行かれる。」

「なんでも食べられる。」

 

(自発)・・・「自然とそうなる」の意味

(例)「子どものころが思い出される。」

「意気込みが感じられる」

 

(尊敬)・・・相手を敬う意味

(例)「陛下はもう出られました。」

「先生が来られる。」

 

この4つが「れる・られる」の種類です。

 

「自発」がちょっと難しいかもしれませんが、

「思う」とか「感じる」とか、人の心の作用に関することに使われるので、

その点に気をつけましょう。

 

 

「れる・られる」の活用

では、最後に「れる・られる」の活用を見ていきましょう。

 

「れる」の場合(動詞は「書く」)

(未然形)「書かれない」。

(連用形)「書かれて」

(終止形)「書かれる」

(連体形)「書かれるとき」

(仮定形)「書かれれば」

(命令形)「書かれろ」「書かれよ」

 

「られる」の場合(動詞は「来る」)

(未然形)「来られない」

(連用形)「来られて」

(終止形)「来られる」

(連体形)「来られるとき」

(仮定形)「来られれば」

(命令形)「来られろ」「来られよ」

 

どちらも「下一段活用」ですね。

覚えておきましょう。

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